年の瀬になると気忙しくなりますね。
新年を晴れやかに迎えるための大掃除にお買い物、お正月の過ごし方の計画を立てたり、年賀状を書いたり。そんな中で、準備しておきたいものの一つのが「お年賀」です。
そこで、贈ってももらっても嬉しい名店のお菓子を厳選してご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
お年賀はいつ、何を贈る?
「年賀」とは本来「新年のお祝い、年始の祝賀」という意味の言葉で、「お年賀」に転じて、日頃お世話になっている方へ新年のご挨拶のときにお持ちするギフトのことを言うようになりました。
正式には三ヶ日(1月1日~3日)の訪問となりますが、よほどの間柄でなければ松の内(一般的には1月6日,7日頃まで、関西地方などでは15日まで)の間であれば、お年賀として問題はないようです。
遅れてしまった場合は、表書きを「寒中見舞い」としてお贈りしましょう。
とはいえマナーを気にしだすと、直接渡さねばならない、目下の者から目上の者へ渡す、など少し堅苦しい面も否めません。さらに、昨今の世情では、直接ご挨拶をすることが叶わないことも多いでしょう。
ですから、本来の意味は大切にしながら、日頃の感謝や相手のことを思う気持ちを伝えることできるよい機会として、お年賀という風習を活用していきたいものです。
今回ご紹介するお菓子のお年賀は、のんびりしたいお正月にもぴったり。
店頭でもネットでも購入できて、熨斗(のし)やギフトにも対応してくれるから、覚えておきたいものばかりです。
定番だから嬉しいYOKU MOKU(ヨックモック)の「シガール」
ヨックモックといえば、ロール型のバタークッキー「シガール」。1969年に誕生したそうで、これも知らない人がいないほど有名なお菓子。だからこそ、ときどき食べたくなるし、きっと誰もが喜ぶでしょう。
普段のギフトにもしたい伝統の缶入りシガールですが、百貨店をはじめヨックモック直営店やオンラインショップでは、初日の出をイメージした紅白のスリーブが付いているお年賀限定パッケージが発売中です。
こんなご時世だからこそ、懐かしくほっとするお菓子でくつろぐ時間をプレゼントしたい、そんな気持ちが伝わるのではないでしょうか。
限定だから希少!資生堂パーラーのニューイヤーズスイーツ
間もなく創業120年を迎えるという老舗・資生堂パーラーからも、真っ赤な椿が描かれた新年にふさわしいパッケージに焼き菓子やチョコを詰め合わせた限定商品が登場しています。
資生堂パーラーには定番の花椿ビスケット缶や、ギフトにふさわしいおしゃれなパッケージの商品がたくさんあるので迷ってしまいますが、どんなお菓子を贈りたいか、相手に合わせて吟味できるのも楽しい時間になりそうです。
豊島屋の鳩サブレーは限定「干支缶」で
※「干支缶」の販売期間 12月18日~1月上旬、数量限定なくなり次第終了
鎌倉に本店を構える豊島屋さんは、明治27年(1894年)創業の和菓子店。
バターの風味がたっぷり味わえる鳩サブレーは明治生まれ、こちらも知らない人がいない名菓子ですよね。 なかでもお年賀にしたいのは限定「干支缶」。日本画家の古家野雄紀さんが描かれた華やかな缶に、定番鳩サブレーが8枚入りです。馴染みの黄色い缶もいいですが、干支缶は正方形なのもポイントで、毎年その年ならではの缶が登場するで、うきうきしてしまいます。
干支とコラボするパッケージ「西光亭 くるみのクッキー」
渋谷区上原にある洋菓子店・西光亭の「くるみのクッキー」は、愛らしい“りす”のイラストが描かれた赤い箱でご存知の方も多いのではないでしょうか。
どこか懐かしいテイストの画風が、白い粉糖に包まれたサクサクのクッキーと相性抜群なんです。
2001年の登場以来ずっと、藤岡ちささんという方が描き続けているというりすの絵。クッキーの種類や季節・用途ごとに、多くのバリエーションがあるのですが、この時期ならお年賀バージョンが楽しいです。りすさんとめでたいお正月、干支とのコラボが可愛いくて、お子さまにも笑顔を届けられそうです。
西光亭のオンラインショップでは、クッキーの種類を選んだり、熨斗にも各種対応しています。どれも美味しいクッキーですから、季節を問わず毎年の定番にすることもできそうです。
和菓子? 洋菓子? コーヒーのための羊羹
スペシャルティコーヒーのブルーボトルコーヒーに、和菓子の羊羹があるのをご存知でしょうか。
ブルーボトルコーヒーが京都堀川三条で60 年以上続くあんこ屋「都松庵(としょうあん)」とコラボした、コーヒーに合う羊羹なんです。
あっさりとした浅練りの生地にシナモンとコリアンダーをアクセントに効かせ、イチジクやくるみが入った羊羹はコーヒーに合わせた和と洋のコラボでもあります。賞味期限も長い羊羹ですから、喜ばれること間違いなしです。
ホリデーシーズン限定で、白あんベースでシュトーレンフレーバーの「ホリデー 羊羹(4本入)/1,600円(税抜)」も登場していますよ。コーヒーとセットでお贈りしても喜ばれそうですね。
お年賀におすすめの有名店のお菓子は、実はいつでもギフトにしたいものばかり。だからこそ、お正月にはプラスアルファの華やぎや驚きを演出してくれる、特別感のあるものを選びたいですね。